まぁ、結果としてはとてもよかったです。
最近のVFX多用映画は質が低いもの(無駄に凝ってたり、細部が下手だったり)が多くてうんざりしていました。
ジャンパーはエフェクトを効果的に使い、観客を惹き付けるのに成功していたと思います。
主人公のデヴィッド・ライスの人物造型が、他の映画の超能力者たちと違っていました。(まぁ、確かに見てみたら解るのですが実際銀行強盗でしたしね。)
スパイダーマン、デアデビル、スーパーマンみんなつまらない正義のヒーロー。
テレポート能力を持ったら、デヴィッドのようにその力を個人のために使う方が自然です。
テレビに洪水で流される人たちが映っていてもデヴィットは一顧だにしません。
スーパーマンだったらすぐに飛んでいくのでしょう。
映画の軸となる闘いが、ジャンパーとパラディンの2勢力に限られていたこと。デヴィットとローランドに集約されていたのもよかったです。
いろいろな人が出てきて複雑にするからわけがわからなくなるので。
闘いの結末も、秀逸だったと思います。